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  • 執筆者の写真Miyoko Masuda

リメイクジーンズのブログへようこそ!

更新日:5月1日

ジーンズは、ファッションの世界において永遠のアイコンであり、その魅力は時代を超えてきました。第一弾のブログでは、ジーンズについて深堀りし、その歴史、スタイル、そしてなぜ私がジーンズに魅了されるのかを探求していきます。

今更ね…とはおっしゃらず、再度、その魅力を見つめ直し、ジーンズの世界に足を踏み入れてみましょう。



ジーンズは、カジュアルな日常着から、スタイリッシュなアウトフィットまで、あらゆるシーンに適応できる汎用性のあるアイテムです。しかし、そのシンプルなデザインの奥には、ゴールドラッシュから始まる歴史的な背景や、カウンターカルチャーの象徴としての役割など、魅力的な要素が詰まっています。

ジーンズについての情熱を共有し、リメイクジーンズの新たな可能性を探求するこの旅に、ぜひご参加ください。ジーンズの世界にどんな秘密が隠されているのか、一緒にその探求の旅に出かけましょう。



デニムの役割とゴールドラッシュ


19世紀半ば、アメリカではゴールドラッシュが起こりました。数多くの人々がゴールドを求めてカリフォルニアに集まり、鉱山労働者として活躍しました。この時期、鉱山作業は非常に過酷で汚れる仕事であり、耐久性のある服が求められました。

ここで重要な役割を果たしたのが、デニム生地です。

強靭で耐久性があり、織り方によって非常に丈夫なデニムの生地。その上、インディゴ染めは、虫除けにもなることから非常に好まれました。


リーバイス(Levi's)社はこの需要に応えるべく、デニム生地を使用して耐久性の高い作業服を製造しました。彼らの製品の一つが、後に有名になるリーバイス501ジーンズでした。



ジェームズ・ディーンと501ジーンズ


1950年代に活動したアメリカの俳優「ジェームズ・ディーン」(James Dean)は、ジーンズを象徴的なファッションアイテムとして有名にした一人です。

リーバイス501の広告塔として80年代のCMが記憶に残ります。

彼は、若者の象徴として、反抗的でクールなイメージを持ち、そのスタイルの一部としてジーンズを着用していました。ただし実際にはプライベートでLee101を着用していたという興味深い事実もありますが、リーバイス501のシンプルでクラシックなスタイルが彼の個性とマッチし、若者たちに模倣され、カウンターカルチャーのシンボルとして確立していったのです。

交通事故で24歳の若さで亡くなってしまった彼ですが、その後の世代にも影響を与え、ジーンズのアイコンとして永遠に記憶されています。



では、その特徴的なデザインを紹介します。

  1. クラシックなデザイン: リーバイス501は、シンプルでクラシックなデザインが特徴です。ストレートフィットで、太ももから裾にかけてややゆとりがあります。このシルエットがジーンズの原点であり、永遠のマスターピースといえるでしょう。

  2. リベット:ポケット口に打ってあるリベットは補強のためです。これは特許を取っています。

  3. ボタンフライ: 通常、リーバイス501はボタンフライ(ボタンで留めるタイプ)を採用しています。

  4. 革パッチ: リーバイス501のバックポケットには、革製のリーバイスのロゴパッチが付いています。このパッチの「二匹の馬に引っ張られているジーンズ」は、あまりにも有名です。引っ張られても裂けない丈夫さを表しています。

  5. アーキュエイトステッチ: 何といっても後ろポケットのステッチのデザインが、リーバイスのブランドアイデンティティと言えるでしょう。本来は、補強のためではありましたが、類似品と区別をするために考案されたステッチ。

  6. ユニセックス: リーバイス501は男女を問わず着用可能なデザインであり、幅広いファッションスタイルに合わせることができます。

  7. ヴィンテージ感: 古着やヴィンテージスタイルを好む人々にも人気があり、時が経つごとに風合いが増すことで愛着が深まる特性があります。


ほかには、ヴィンテージマニアの間では有名なビッグE赤タブや生地の耳を脇に使用した赤耳が有名です。



そして、私がなぜジーンズ好きなのか…


東京に上京してきた18歳。

文化服装学院に向かう初日。

新宿駅から学校までの道のりは、ファッションショーさながらのおしゃれな先輩方が颯爽と歩いていた光景でした。

私の地元とはまるで別物、その光景に圧倒されたのです。


当時、古着のリーバイス501と黒のジャケットを着こなす先輩。背中にはデイパック。手首、指にはゴツイアクセサリーをジャラジャラと身につけた、そんなスタイルに私は瞬時に魅了されました。


学校の帰り道にそのまま原宿の古着屋でリーバイス501を購入したのを今でも覚えています。色の淡いデニムの生地が薄くなった501。裾がボロボロになるまで履き潰しました。


そのジーンズが、私にとってファッションへの最初の一歩であり、原点でした。もちろん、高校生でもジーンズを履いてきましたが、そのスタイルは全く違うものに見えたのです。


そこから、ジーンズは私の日常の一部となり、何年もの間、さまざまなスタイルに合わせて愛用してきました。


ジーンズを履くスタイルの自分が一番好き。ジーンズが最高な自分を演出してくれる。

ハイスタイルからカジュアルスタイルまで、どんなシーンでも自己表現の幅を広げてくれる頼れる相棒。今もなお私はジーンズを愛し続けています。



ジーンズについて語るこの旅を共にしてくれて、ありがとうございます。

次回のブログでは、ジーンズのリメイクプロジェクトの実際のステップやアイデアをご紹介。お楽しみに!

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