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執筆者の写真Miyoko Masuda

デザイナーが厳選した1本 : 2001年トルコ製 modelCASE1-NO.3 SOLD OUT

更新日:8月31日


2001年トルコ製>NO.3

リーバイスはさまざまな国で生産されています。

各国ならではの特徴を感じられるところも魅力的です。


ヨーロッパで製造されるリーバイスは、「ユーロリーバイス」として呼ばれています。特に色落ちがヴィンテージの雰囲気に近くその品質は、高く評価されています。今回、手に入れたこの1本は、トルコで生産された「ユーロ501」です。



ですが、この1本はヒゲが細く上品な仕上がり。ヴィンテージの鬼ヒゲと呼ばれる派手なヒゲとは違い、ヨーロッパのファッションアイテムとしてのエレガントさを感じさせる1本です。


このリメイクLab.のデザインコンセプトは、洗練されたスタイルを提供することです。従来のカジュアルなリメイクとは異なります。エレガンスなヨーロッパの古着ジーンズと融合させることは、よりスタイリッシュなルックスをお楽しみいただけることでしょう。



ダメージ部分のリペアステッチも愛が詰まった証拠。愛おしい。







ジーンズを解体するプロセス

パターンと 見比べながら形を整える工程。

そしてはさみを入れる瞬間、緊張が走ります。はさみを入れたら、後戻りはできません。



その後、ポケットを外し、皮パッチも取り外します。




この工程によって、ジーンズに独自の個性が加わり、一層魅力的なアイテムとして仕上げられます。



そして、縫い子さんへバトンタッチ。





では、デザインの詳細をご紹介しましょう。



やんちゃな腰履きパンツをイメージしたウエストのデザインが特徴的デザイン。

フロントスタイルはデニムを履いているように見えますが、バックスタイルからはスラックスを思わせるデザイン。このフロントとバックスタイルのコントラストが、他にはない魅力を生み出しています。


ウエスト部分には、あえてネームを表に見せることで、アイデンティティを強調しました。





ウエストのゴム仕立ては、着用が非常に簡単で快適です。その上、ウエストサイズの変化に対応することができる為、長く着用いただけます。幅広いサイズの方々に対応できるように、緩めの設定をしています。綿100%のツイスト紐で、調整が可能です。




さて、バックスタイルを見てみましょう。

生地は、オーストラリア産のsuper100'sウールとビスコースをブレンドした梳毛生地です。この特別な素材は、2wayの伸縮性があり、ジャージーのような履き心地と、ゆったりとヒップを覆う着心地の良さ。

さらに、シワになりにくい特性も備えており、お手入れが簡単です。

手洗いが可能ですが、強めな脱水は避け、日陰でゆっくりと乾燥させてください。この方法で素材の美しさを長く保つことができます。


裾の仕様にも工夫がされています。お客様の好みに合わせてお直しができるように、カットオフ始末がされています。長いようであれば、カットしてください。

前後差をつけた裾も、スタイリングのバリエーションを楽しめるように。ヒールを履けば足長効果も感じられます。

その上、後ろ裾が短く仕上げられているため、汚れる心配もありません。





1本1本長さを調整し、タックが有るものや無いものも。




ポケットを外した跡も、独自の味わいとして活かしています。




いかがですか?

このコンビネーションパンツは、独自のデザインと素材の組み合わせにより、ファッションに興味を持つ方々にとって魅力的なアイテムとなっています。

過去と新たなデザインの共存によって、あなたのファッションに新たなエッセンスとストーリーを紡ぎだすことでしょう。



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