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執筆者の写真Miyoko Masuda

伝統的なブランドの力を借りて modelCASE1-NO.7

更新日:8月31日

選ぶチノパンの拘り

 

チノパンを選ぶにあたり、以下の2点を重要視しました。


  1. タックが入ったものを選ぶ:タックが入ることで、ポッコリお腹を隠してくれます。特に年齢を重ねた女性にとっては重要なポイントです。

  2. ベージュよりではないカーキ色に拘る:カーキ色はミリタリーを意識し、クラシックな雰囲気とモダンな魅力を兼ね備えています。



Brooks Brothers

 

今回選んだBrooks Brothersが手掛けるチノパンは、確かな品質と洗練されたデザインが特徴です。Brooks Brothersは1818年にニューヨークのマンハッタンで創業し、アメリカのファッションスタイルの形成に重要な役割を果たしてきました。スーツやドレスシャツなどのビジネスウェアだけでなく、チノパンやポロシャツなどのカジュアルウェアも世界中の多くの人々に愛用されています。

 

その伝統的なアイテムの一つであるチノパンを新しいスタイルに再生させます。

Brooks Brothersのチノパンには、3種類のモデルがあります。

その中の一つ<ELLIOT(エリオット)>。

特徴としては、アウトタックが2本フロントに入り、ややゆったり目なシルエット。裾にかけてテーパードされており、裾はダブルのディテールです。

また、季節問わず履ける汎用性の高いチノクロスは、まさにカーキ色。

 

思わず、そのまま履いたほうがいいのでは?!と思ってしまう、完成度の高いデザイン。いやいや、アップデートさせて更にいいモノにしていきましょ。

 


チノパンを解体するプロセス

パターンに合わせながら、形を整える工程。


糸を解く作業は、ブランドの歴史を紐解くことと同じ。

ブランドによっては、服の内部が雑に縫われたり、簡略化されたりすることがあります。

やはり、長く愛されてきたブランドは、こうした細部にも丁寧さが現れます。

弊社もそのようなブランドになりたいと願いながら、丁寧に解体。


 

そしてはさみを入れる瞬間、緊張が走ります。はさみを入れたら、後戻りはできませんから慎重に。




そして、縫い子さんへバトンタッチ。



 

それでは、デザインの詳細をご紹介しましょう

 

今回のデザインコンセプトは、<ビジネスカジュアルな場面から日常のシーンまで幅広く対応できるパンツ>を目指しました。

 

まずはなんといっても、フロントのラップデザインが特徴的です。



ボタンで留めることでウエストサイズを調整することができます。(お手間を掛けてしまいますが)お客様ご自身でウエストサイズを合わせることができます。ウエストサイズを調節することで、より快適なフィット感を実現できます。

 

段差をつけたデザインもモード感たっぷり。



ポケットはチノパンのポケットを生かして


内側の始末は綺麗な仕様をそのままに




次に、バックスタイルを見てみましょう

 

贅沢な二重織の生地は、ふくらみとハリ感があり、気になるヒップをカバーします。

さらに、シワになりにくい特性も備えており、お手入れが簡単です。

手洗いが可能ですが、強めな脱水は避け、日陰でゆっくりと乾燥させてください。この方法で素材の美しさを長く保つことができます。


程よい光沢感が大人を感じさせる



チノパンの特徴である玉縁ポケットを、今回も採用。バックスタイルは、クラシカルなパンツの印象です。


前後のコンビネーションが面白い。これくらいのデザイン性のものを年齢を重ねた方に着ていただきたい






いかがでしょうか?

前後相対するデザインですが、ワントーンカラーで見事に調和されています。幅広い人々に支持され、多様なシーンで活躍することでしょう。

チノパンの多彩さを引き継いだ今回のデザイン。

その洗練されたデザインと実用性が、あなたの日常に新たな鮮やかさをもたらすことを願って。






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